タブレット、PC での閲覧を推奨します。
自己資本利益率 (ROE)と自己資本比率 (ER)の関係
データを元に、可視化し、考察する。
基礎知識
分布
スクリーニング
考察
そもそも、ビジネスモデルによっては自己資本比率が低い企業がある。負債が多くなる、例えば預け金がある銀行、顧客の売上であるキャッシュを保有できるメルカリ、大きな固定資産を持つこととなる不動産会社など。しかし、今回はそういった分類をせず散布図を作成しているため、正しい分析はできていないのでは。
ただ、自己資本比率、自己資本利益率ともに 0-10 の範囲にも点が集中しており、これがまさに上記のようなビジネスモデルを持つ企業のデータだと推測できる。よって、そこと、それ以外でデータを分けて考えるだけで充分そうだ。
散布図から相関はないとわかった。もちろん、散布図を見る前からそう予想できていた。自己資本比率が高いからと言って、自己資本利益率が高いとも、低いとも言えない。ビジネスモデルや市場規模によって変わるためだ。その企業の段階 (成長期、成熟期など)にもよる。
結局のところ、相関がないことを確認したと同時に、自己資本比率が低くなるタイプの企業が集中する領域があることもわかった。